Rictyというとても見やすいプログラミング用フォントがあります。プログラミング以外にもTerminalでの表示など等幅フォントを使うときにRictyの視認性の良さは重宝します。等幅フォントは前回の記事のようにGeekToolで表示がずれないようにするのにも便利なものです。
しかしRictyはライセンスの関係でフォントそのものは配布できないとのことで、いくつかの材料を集めて自分で生成しなければなりません。サイトにある指示通りにすれば良いのですが、それが面倒な場合はHomebrewを使ってコマンド一発で入れることができます。Homebrewが入っていれば、やるべきことはTerminalを立ち上げて
と打つだけです。必要なファイルは全て自動で集めてフォントの生成からインストールまでやってくれます。
ただしこれでは普通のRictyがインストールできるだけで、どういうわけか同時にインストールされるはずの派生フォントであるRicty Discordが生成されません。Ricty Discordがどういうものであるかは公式サイトで確認していただくとして、ここではHomebrewでRictyを入れた後にRicty Discordを追加する方法を紹介します。
上述のコマンドでRictyをインストールした後に、Rictyの公式サイトから「ricty_generator.sh」と「ricty_discord_converter.pe」をダウンロードして、/usr/local/Cellar/ricty/4.0.1/share/fonts/に置きます。Terminalでそのディレクトリに移動して、
と入力すると同じディレクトリに「RictyDiscord-Regular.ttf」と「RictyDiscord-Bold.ttf」が新たに生成されるので、
と入力するとRicty Discordがインストールされて使用できるようになります。
※これはあくまで現時点での情報で、将来Rictyがバージョンアップされれば記事中の「4.0.1」という部分は変更になるはずなので適宜置き換えてください。